猫の毛色から新色(?)が登場!「サルミアッキ」と名付けられたこの毛色は、毛先にいくにしたがって白くなる毛を持つ猫のことをいうようです。これは両親ともに劣性遺伝子を持っている場合にのみ出現するレアな毛色なのだそう。
フィンランドで発見された猫の毛色「サルミアッキ」
猫の毛色「サルミアッキ」は、白黒のハチワレ猫がベースになっているのですが、根元は黒・毛先が白いというのが特徴なんです。
サルミアッキ柄の猫は2007年フィンランド中部のペタヤベシという場所で生活していた野良猫グループから発見されました。
発見当初は「フィンランド突然変異」と呼ばれていたのですが、世界一まずいお菓子として有名なフィンランドの「サルミアッキ(salmiak)」にちなんでこの猫の毛色を「サルミアッキ」と名付けました。
「サルミアッキ柄×ほかの柄」を持つ猫もいる
サルミアッキ柄は、トラ柄、サビ柄、三毛などのパターンもいるのだそう。どの柄も毛先が白くなっているのが特徴です。こうして見ると柄が透けて見えているようでなんだかおしゃれですね。
サルミアッキ柄の猫は突然変異から生まれた珍しい毛色で、両親ともにサルミアッキ柄になる遺伝子を持っていなければ生まれてこないのだそう。
この猫は不妊の可能性があると考えられていましたが、近年4匹の子猫を出産したという観察結果もあるようです。
サルミアッキ猫の逆バージョンもいるよ!
以前ご紹介した記事の中で「ブラックスモーク」という毛色があるとご紹介しましたが、こちらは「サルミアッキ」とは逆で、毛先に行くにしたがって黒くなる毛色です。
今回名前が付いた新しい毛色サルミアッキ。とても珍しいカラーなので、もしどこかで見かけたらラッキーなのかも。