グレーの長毛の猫はモフモフな上にエレガントだし、黒い猫よりも柔らかくて、白い猫よりもクールな印象がありませんか?グレーの長毛の猫にはどんな種類がいるのかご紹介していきます!
グレーの毛色を持つ長毛の猫種
1.ネベロング
ネベロングは、グレーの長毛の猫として品種が確立している猫です。
この猫は新しい品種の猫で1980年代にアメリカで登場しました。ネベロングの元祖となる猫は違いましたが現在は遺伝子の多様性が必要なためロシアンブルーの血統が入っています。なので毛の長いロシアンブルーのような見た目なのが特徴です。残念ながら日本ではブリーダーやキャッテリーがいないため国内で探すのは難しいでしょう。
2.ブリティッシュロングヘア
ブリティッシュショートヘアは短毛の猫種です。でも中にはブリティッシュロングヘアと呼ばれる長毛のグレーの猫がいます。
そもそも、本家ブリティッシュショートヘアは第二次世界大戦の頃に絶滅しかけていたのですが、その血統を後世に残すため本家ブリティッシュショーヘアにペルシャ猫やロシアンブルーなどを掛け合わせた猫を「ブリティッシュショートヘア」としました。
そんな歴史を持っている「ブリティッシュショートヘア」には長毛のグレーの猫が誕生する事もあります。その猫を、アメリカの血統書団体では「ブリティッシュロングヘア」と呼んでいます。
3.メインクーン
出典:What should be the title????
メインクーンは猫種の中で最も大きい長毛の猫種。メインクーンはバリエーション豊かな毛色が認められています。もちろんグレーのメインクーンもいます。
4.ノルウェージャンフォレストキャット
ノルウェージャンフォレストキャットはメインクーンのように体が大きく、毛の長い猫の種類です。メインクーン同様、豊富な柄や色のバリエーションがあるので、全身グレーのノルウェージャンフォレストキャットもいます。
5.サイベリアン
サイベリアンはロシア原産の長毛の猫。血統書団体により認められている色が違うそうですが、レッドやシルバーなど多彩な色が認められています。もちろんグレー(ブルー)のサイベリアンも認められています。
6.長毛のマンチカン
出典:youtube
マンチカンにもグレーの長毛猫がいます。マンチカンと言えば短い味がチャーミングな猫。そんなマンチカンは長毛・短毛もいて、様々なカラーの被毛も認められているんです。
猫のグレーは3タイプ
グレーの猫といっても、猫の毛にはいろんな種類のグレーがあります。
グレーの猫といえる毛の色のタイプは下記の3タイプに分かれるでしょう。
1.ブルー
グレーの猫と言えばロシアンブルーを連想する方も多いのでは?
ロシアンブルーのようなグレーの被毛は「ブルー」と呼ばれています。グレーにしか見えないのみなぜブルーと呼ぶのか不思議ですよね?この真相は、グレー色の中にブルーが混ざっているからロシアンブルーのようなグレーの毛を持つ猫は「ブルー」というように呼ばれています。
2.シルバータビー(サバトラ)
シルバータビーは別名サバトラ猫です。
サバトラ猫は白い被毛に黒いしましま柄が入っていますね。実際のところ毛の一本一本は白と黒なのでグレーではないのですが、遠くから見るとグレーっぽい印象を受けます。
3.ブラックスモーク
ブラックスモークは、毛の根本が白またはグレーになっている黒猫を指します。
一見黒猫に見えますが、日の当たり方や個体の差によってグレーに見える事があります。毛が分かれている所を見ると白からグレーのグラデーションになっています。
グレーの長毛猫が生まれるメカニズム
今回ご紹介するグレーは、猫の世界では「ブルー」を指します。
ブルーの猫の素は黒猫です。母猫のお腹の中でブラックの毛に色を薄くするdd遺伝子が混ざる事によってグレー(ブルー)になります。
そして猫の毛が長くなる遺伝子は「ll遺伝子」と言います。「ll遺伝子」は猫の毛を長くする遺伝子というよりかは、毛を成長させる遺伝子という事で「毛が長く成長する」=「毛が長くなる」というわけです。