大きくならない猫といえば、シンガプーラやマンチカン、ミヌエットなどの猫種がメジャーですが、保護した猫の場合はどうでしょうか?種類が分かれば将来どれぐらいの大きさになるか検討がつきますが、保護猫の場合はほとんどが雑種猫。今回は大きくならない雑種猫の特徴についてリサーチしてみました。
大きくならない猫の特徴
猫は住んでいる環境によって体の大きさに違いがみられます。例えば寒い地域が原産の「ノルウェージャンフォレストキャット」や「サイベリアン」は体が大きくなります。その逆で暖かい地域が原産の「シンガプーラ」や「サイアミーズ」などの猫は体が小さい子が多いです。
猫の種類で体の大きさの大体が予測できますが、道で保護した子猫や、保護猫の場合はどうでしょう?
顔が小さい
大人になっても大きくならない猫の特徴としては、顔が小さい猫が挙げられます。顔が丸くて大きい猫と比べると、逆三角形のようなシュッとした顔の形をしていて、ほっそり小顔な猫は大人になっても大きくなりにくいでしょう。
しっぽが細い・短い
しっぽが長い猫ちゃんは大きくなる傾向があるので、大人になっても小さい猫はその逆。よく見る猫のしっぽの形だけど体の比率に対して、しっぽが短い・細い猫は大人になっても大きくならないことが考えられます。でも、ジャパニーズボブテイルのような、しっぽがない猫や極端に短い猫の場合、しっぽで大きさは判断できないでしょう。
メスの猫
猫の体の大きさは、性別でも区別することができます。オスよりもメスの猫の方が大人になっても体が小さい傾向があります。性別分からない場合、茶トラ猫であればオスである可能性が高いのでその子は大きくなる可能性も。また、三毛猫はメスしかいないので大きくならないことが考えられます。
耳が小さい
体が大きくなる猫は、大きな耳を持っている子が多い傾向があります。メインクーンなど大きくなる猫は顔の比率に対して耳が大きく、ピンと立っています。大人になっても小さい猫の場合はこの逆で、顔の比率に対して耳が小さく見えるかもしれません。
足が短い・細い
大きくなる猫の特徴として、足が太い、肉球が大きい、足が長い事が挙げられます。大きくならない猫の場合はその逆で、足が細かったり、肉球が小さい、足が短い事が考えられます。肉球や足の骨を触ってみて華奢だなと感じれば大きくならない猫かもしれません。
猫の大きさは遺伝や生活環境に依存します
今回大きくならない猫の特徴についてご紹介しました。しかし、猫が大きくなるかどうかは遺伝的な理由であったり、生活環境で変わってきます。ご紹介した特徴全てに当てはまっても、その猫が将来本当に小さいままなのかといえば、それはNO。
特に生活環境でいえば、運動があまりできないような環境でご飯を適正量以上あげれば、猫は肥満で大きくなります。
ご縁があった子猫の将来の姿の参考にしてもらえればうれしいです。