猫の足が白いのはなぜ?『靴下猫』の歴史と色のつき方について調査してみた

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靴下猫って何?

靴下猫とは、白い足を持つ猫の柄のことを巷では『靴下猫』と呼びます。

靴下猫

靴下猫には、くるぶしソックスを履いているような足の先だけが白い猫もいたり、長靴下を履いたように腕の部分から足の先までが白い猫もいます。

2匹の靴下猫

どちらも靴下を履いてるように見えるので、靴下猫と呼ばれます。

靴下猫はどんな柄でも色でもOK。猫様のクリームパンのような丸いおみ足が白ければ、みーんな『靴下猫』なのです。

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靴下猫の誕生には人間が大きく関わっている

足の先っぽだけが白い靴下猫にはどんな歴史があるのだろう?調査した結果、靴下猫の誕生には私たち人間が大きく関わってきている事が判明しました!

白い靴下の猫は自然界では生き残れない

まず、私たちが知っているイエネコはどこからきたのか?と言うとお馴染み『リビアヤマネコ』です。リビアヤマネコが家畜化されて今私たちが知っている猫ちゃんになるわけです。

でもちょっと待って?リビアヤマネコさん…全身シマシマですね。

リビアヤマネコ

wikipediaより

靴下はどこいった???

↓この記事でご紹介しているように、猫のシマシマは獲物や天敵から身を隠すためのものです。

ワイルドな野生の世界では『白』は敵や獲物に発見されやすい呪われた色なのです。

そう、靴下猫さんのおみ足は『白』…。野生の世界では足さきだけが白くても、敵や獲物に見つかってしまい、生き残ることは不可能。

では靴下猫はどこからきたのか?と言うと私たち人間が大きく関わってきています。

人間と暮らした猫の柄に変化が

人と猫が共に暮らし始めたのは、今から約9000年ほど前と言われています。

人間は猫と暮らす事で、収穫した穀物を食い荒らすネズミを猫に退治してもらい、猫は人間と暮らす事で安定的に餌をゲットでき、天敵からも守ってもらえました。まさにウィンウィンの関係です。

ミズーリ大学獣医学部 猫遺伝学研究所の名誉教授であるレスリー・ライオンズ教授によると、

『当時の人間は、突然変異で白い柄が入った猫を見て、「白い足があるので、私はその子猫が特に好きだ。」とシマシマだけの猫よりも白い柄がある猫を好んだのではないか?』

と述べています。

靴下柄の猫に感動した人

何千年も前の人も『この子足が白くてカワイイ!!!』とキュンキュンだったのでしょう。

そのキュン♡から「靴下柄の猫ちゃん♡きゃわいい!!」と思う今の私たちに至っていると考えると、人間って変わらないものですね。

人と暮らす動物は白くなる?

レスリー教授によると、科学的には解明はされていないけれど、家畜化された動物は白い柄になるという事説もあるそうな。

今回紹介した猫だけでなく、豚や馬、牛や犬、鶏やネズミ・・・など、人間に飼い慣らされた動物には白い斑点が出るんだそうです。

白黒の牛

まとめると、靴下猫は人間に守ってもらえるから、白くても生き残れるし、人間は白い柄を持つ子猫を好むから、どんどん増えたんでしょうね。

靴下猫は何千年も前の人たちの『キュン♡』から生まれました。まさに、キュンの力は偉大ですね!

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靴下猫の足はどうやって白くなるの?

柄がついてる猫って、背中だけ白いことってないですよね。

猫の柄は、お母さん猫のお腹の中にいる時、背中からまるで絵具を垂らしたように色がつきます。

靴下猫の柄は背中から垂らされた色素の遺伝子が、途中でストップした事で生まれます。この事から、靴下猫さんは足だけではなく、大体お腹も白くなるんです。

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靴下猫の愛おしさは時を超えた

猫の足だけが白くなる靴下猫の謎についてご紹介してまいりました。

白い柄を持つ猫が現れた背景には、人が大きく関わっていました。白い柄が可愛いからなのか、自分の猫だと認識しやすいからなのか、様々な背景があると思いますが、大昔の人も猫を見て可愛いと思ったのかな。と思うとなんだか親近感が沸きますね〜。

参考:https://www.livescience.com/why-cats-have-white-socks-on-paws.html

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