猫がしましまな理由
猫の祖先「リビアヤマネコ」の柄が受け継がれた
私たちが知っている「イエネコ」の祖先はこのリビアヤマネコと言われています。
ヤマネコというよりかは、キジ猫の様ですね。
リビアヤマネコは、約7000年前に人間と暮らすことを決めた様で、しましま模様と共に今日まで至りました。
しましま模様はカモフラージュ
猫の祖先である、リビアヤマネコ。全体的に赤みがかった茶色に見えますね。
そういえば、他にもネコ科の動物(ライオン・トラ・チーターなど)もみんな赤みがかった茶色をしていますね。
どうしてネコ科の動物たちは、赤みがかった茶色なんでしょうか?
実は、ネコ科の生き物が獲物とする動物は、赤を見るのが苦手。私たち人間は「赤」「緑」「青」の三色を見る事ができますが、猫たちのご馳走たちは「青」「緑」を見る事ができます。
また、猫たちのシマシマ模様は、画像で見るとわかる様に、猫たちが暮らすジャングルに生えている細い木や、背の高い葉っぱ、木の幹の柄などにうまく隠れます。
もし、生茂る木の中の中で、しましま模様がないとかえって目立ってしまう様ですね。
猫たちは犬と違い、単独で狩をする生き物です。獲物を発見したら、物陰に隠れてジッとハンティングできる機会を待っています。そのため身を隠すためのカモフラージュの柄が必要なのです。
この事から、猫たちはネズミに見つからない様にするため、茶色いシマシマになっていったのではないでしょうか。
猫はシマシマでなくても生き残れる様に
でも、私たちが知っている猫って、シマシマではない猫もいますよね。
ペルシャや、ロシアンブルーなどは真っ白だったり、全身グレー(ブルー)だったりします。
先述の通り野生で生きる猫たちは、しましまがあるお陰で天敵や獲物に見つかりにくく、生き残る事ができました。
しかし、シマシマが無くなった猫でも、人間と共に暮らし始めた事で、天敵や獲物から身を隠さなくても生き残る事ができる様になりました。
猫がシマシマなのには理由がある
猫は可愛い。そんな猫ちゃんのシマシマは見ていると、とっても愛らしく感じます。
そんな猫のシマシマは、猫の先祖から受け継がれていて、赤い色が見えないネズミなどから身を隠すために茶色のシマシマになっていきました。
本当は、猫の尻尾がシマシマな理由についても調査したかったのですが、詳しい文献などが見つからず、今回は断念しました。
以前、海外の映像で、クロアシネコ が狩りをする際に尻尾を猫じゃらしの様にフリフリしていました。
すると、ネズミはその尻尾をジッと凝視して、クロアシネコ には気付いていない様子が映っていました。
もしかすると猫の尻尾がシマシマなのにも何か理由があるのではないか?と考えています。
もっと調査を深めて、もう少し詳しく調査して見たいと思います!!
参考:https://theconversation.com/why-do-tigers-have-stripes-145223