猫の表情は犬や人間よりも多いって知ってた⁉300種類も使い分けてることが明らかに

猫には表情が無いと言われがちですが、なんと猫は数百ものパターンからなる顔の表情でコミュニケーションを取っていることが2023年10月の論文で明らかになりました。研究結果によると、猫は互いにコミュニケーションをとるために300近くの異なる表情を使っていることが研究者らによって発見されたのだそう。

参考:
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0376635723001419?via%3Dihub
https://www.science.org/content/article/cats-have-nearly-300-facial-expressions

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猫の表情は276種類もある!

猫の表情

人間には44種類の表情があり、イヌには27種類、チンパンジーにはなんと357種類の表情があることが明らかになっていますが、これまで猫の表情に関しての研究はあまり進んでいませんでした。

カンザス大学医療センターの研究者ローレン・スコット氏は、猫カフェに1年通い、53匹の猫たちの表情や行動を動画で撮影して観察しました。

猫の表情は、耳の位置の変化、まばたき、鼻をなめること、ひげと口の動きなど、26の顔の動きから276もの猫の表情を発見したのだそう。

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猫は友好的な表情が多い!

穏やかな猫の表情

猫の表情を計測してみたところ、計276の表情の中で45%は友好的な表情が占めていて最も多い結果に。攻撃的な表情は37%、どちらでもない表情は18%でした。猫は相手に対して友好的な意思を伝える表情がもっとも発達しているともいえます。

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猫の表情はひげと耳の動きが重要

この研究で猫にも多くの表情があることが分かりましたが、全ての表情の意味は把握しきれませんでした。それでも研究者はいくつかの猫の表情のパターンを発見しました。

猫は、友好的な交流をする時は耳とひげを互いに近づけ、そうではない交流の際には耳とひげをお互い遠ざける傾向があります。そして、攻撃的な場面では、瞳孔を広げ、耳を平らにしました。 

猫カフェで観察した猫たちの表情

https://www.science.org/content/article/cats-have-nearly-300-facial-expressions

研究者たちは、この研究から無表情だと言われがちな猫が示す無数の表情を解明するのに役立つことを期待し続けているといいます。

 

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