大きな頭に低い鼻で愛くるしいお顔立ちのフレンチブルドッグは、日本だけでなく、世界中で人気のある犬種。そんなフレンチブルドッグといえば短い毛を連想する方も多いのでは?実はフレンチブルドッグにも長い毛を持つ子もいるらしいのです。一体どんな見た目なのか?なぜ長毛になるのか?についてご紹介します。
長毛のフレンチブルドッグ
フレンチブルドッグのフォジーさんはフワフワの被毛を持つ長毛のフレンチブルドッグです。彼はフワフワな被毛に愛らしい顔でネット民のアイドル的存在になっています。
フォジーさんがまだ赤ちゃんだった頃の写真。
他のきょうだいに比べ、明らかに毛が長いのがわかりますね。
現在4歳になったフォジーさんは、すっかり大人の風格に。
フサフサの被毛がとっても勇ましい!
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フレンチブルドッグが長毛になる理由
ご紹介した長毛のフレンチブルドッグ フォジーさんは、ミックス犬ではなく100%フレンチブルドッグ。ではなぜ毛が長いのかというと、劣性遺伝によるもの。
フレンチブルドッグの毛を長くする遺伝子はL4遺伝子と呼ばれています。この遺伝子を両親共に持つフレンチブルドッグから生まれてきた子犬は、4/1ぐらいの確率で毛が長くなるそうです。
この性質を利用して、海外では長毛のフレンチブルドッグを扱うブリーダーさんも存在します。しかし、4/1ぐらいの確率でしか長毛のフレンチブルドッグは産まれてこないので、全ての子犬が長毛というわけではありません。
長毛のフレンチブルドッグはどこでお迎えできる?
海外では長毛のフレンチブルドッグを専門に扱っているブリーダーが存在しますが、日本国内には長毛のフレンチブルドッグを専門で扱っているブリーダーはいないようです。
海外の長毛のフレンチブルドッグを扱っているブリーダー
・Cherry Valley Blue Frenchies
・TomKings kennel
しかし劣性遺伝による突然変異で産まれてくるので、運が良ければ国内のペットショップやブリーダーの元で出会えるかもしれません。
長毛のフレンチブルドッグ、とっても可愛らしくて虜になる人が続出するのも納得です。しかし、フレンチブルドッグは元々人間による遺伝子操作をされてきた歴史のある犬種。短い鼻のため呼吸困難になりやすく、暑さによる体温調節も苦手です。長毛となれば暑さによる体温調整を更にシビアにする必要もあるでしょう。