犬は四足歩行だけど、前足だけの逆立ちスタイルでどこまででもいけてしまうのではないか!?どうして犬は逆立ちするのかについて考えてみました。
犬はどうして逆立ちするの?
犬は運動神経抜群で逆立ちをしながら縄跳びをしていたりと、逆立ちが得意なようだ。でも上記でご紹介したプードルちゃんは、特にしつけをされて逆立ちで階段を降りているようには感じられなかった。
犬を飼っている人の間では犬が逆立ちをするのはそう珍しくない事のようなので恐らく犬本人が「そうしよう」と思っているのだろう。ではなぜ犬は逆立ちしてしまうのでしょうか。
前足の筋肉がムキムキだから
犬は四足歩行の動物なので、胸の筋肉が発達しています。それに伴い肩や前足の筋肉が発達している。
人間で言えば懸垂を何回でもできてしまう人のような体型をしているのだ。そのため前足の筋肉の力が強いので、階段を降りる時のようなシチュエーションでは、後ろ足をわざわざ床に下ろして降りる必要もないのだ。
また、四足歩行の犬は大きな頭を支えるのにも前足側の筋肉を多く使うので、自然と体重の7割を前足で支えていると言うことになる。
犬が逆立ちをしたくなる心理
自分を大きく見せるため
上記のプードルちゃんの様子では当てはまらないのだが、犬は逆立ちしながらオシッコをする事もあるそう。これには『高い場所に匂いをつけられた奴は強い・偉い』と言う犬界のルールがあるそうで、主にオス犬にみられるそうなのだが、なるべく高い場所に自分の匂いをつけたいと言う犬の心理から来ているのだそうだ!
またお散歩中に自分が匂いをつけた場所より高い場所に、違う犬の匂いがあった場合にも逆立ちをしてなるべく高い位置に匂いをつけるのだそう。
恐らくこちらのパグさんも、『俺はでっかい犬なんだぞ!』と言う事をアピールしているのだろう。
もっと食べたい!早く食べたい
犬が逆立ちするのは階段を降りる時や、オシッコをする時意外にも「ご飯を食べている時」にもみられる。
主に子犬の時期によくする。
恐らく下に置いているお皿に顔を近づけようと、頭を下げると体のバランスが崩れ前足により力を入れてしまう。そのため逆立ちをしてしまうのだ。また平たいお皿の場合だと、手前のご飯を先に食べてしまいその奥にあるご飯に顔を近づけようとした時にも前足に力が入ってしまい逆立ちをしてしまうのだ。
子犬ご飯中に逆立ちした時の対処法
もし子犬を迎え入れ、お楽しみのご飯タイムを過ごすのであればお皿を少し高い位置にしてなるべく平べったくないお皿で与えるようにしよう。そうすれば美味しいご飯を食べている時に逆立ちをしてひっくり返ってしまう心配も少ないだろう。
後ろ足が痛い
その他にも、後ろ足に怪我をしていたり、関節などに痛みがある時にも犬は逆立ちをする。後ろ足を庇って歩くため逆立ちをしてる事も考えられるので、後ろ足を触った時に「キャン!」と叫んだり、怒った態度をとった時には病院に連れていくようにしよう。
犬の後ろ足への配慮
上記で紹介した通り、犬は前足に力を入れてしまうと逆立ちする。前足の筋肉量が多い分、老犬になると後ろ足が衰え、歩けなくなってしまう事も…。木の根を跨いだり、川辺のような石がたくさんある場所など、なるべく後ろ足も使うようなお散歩コースを選んで見るのも良いでしょう。