2023年8月8日に発生したハワイ・マウイ島の山火事で、離れ離れになった猫とその飼い主が再会したニュースが飛び込んできました！ 山火事を逃れて飼い主と再会した猫はなんと、お家から4件離れた位置で発見されたのだそう。
ハワイマウイ島で火災発生 猫のフィンと飼い主は離れ離れに
茶トラ猫のフィンは、マウイ島で飼い主のダニエルさん、ボンさん夫妻、そして相棒猫のバリと暮らす猫。しかし８日に発生した大規模な山火事が近所を襲い、自宅からの避難を余儀なくされ、飼い猫のフィンとバリとはぐれてしまいました。
現地のボランティア団体「Greater Good Charities」は火災によって残されたペットたちの捜索を火災後に開始していました。Greater Good Charities によると、この地域は火災による損傷がひどく、何も残っていない状態だったのだそう。
保護したペットたちはひどい火傷を負ったり、脱水症状により衰弱状態になる子が多かったのだそう。それ以外にも死んでしまったペットたちの輸送もGreater Good Charitiesは担当していました。
マウイ島の火災で救助された猫 カギは「マイクロチップ」
保護したペットたちは、マウイ島にある動物保護団体「Maui Humane Society」に運び込まれ、マイクロチップの有無をチェックされます。ダニエルさんの愛猫「フィン」もこの場所に保護され、マイクロチップのチェックを受けました。幸いにもフィンはマイクロチップを埋め込まれていたので、保護されてから１時間もしないうちに無事に飼い主の元に帰ることができたのです。
Maui Humane Society（Instagram）
飼い主のダニエルさんは「電話でフィンを保護している事を聞いたとき、私たちの心の一部を取り戻したような最高の気分でした。多くのことを失った私たちに、慰めと希望を与えてくれました。」と喜びのコメントを残しています。
猫のフィンが保護されたのは、お家から4件ほど離れた場所だったのだそう。恐らく火事に驚いて逃げ出した後、家族を探しにお家まで戻ったのでしょう。幸いにも健康状態は良好で、軽い脱水症状を治療した後すぐ家族の元に帰ることができました。
Maui Humane Society（Instagram）
もう１匹の「バリ」という猫はまだ見つかっていないのだそうですが、フィンが見つかったことで、夫妻は無くしていた希望を取り戻すことができたのだそう。きっとどこかで生きていて、必ず戻ってくることを祈るばかりです。
保護団体のスタッフたちは、死んでしまったペットを目の当たりにしたり、行き場のないペットが増えていく中、猫のフィンが家族の元に戻れたことにチーム全員が安堵し、慰められたのだそう。
参考：https://people.com/missing-cat-rescued-weeks-after-maui-fires-exclusive-7969915
