猫は地震を感知する!?揺れが起きる前にしている仕草とは?

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猫は人間よりも地震を早く感知する

昔から動物は地震などの災害を予知する事ができると言われています。

最近では、大王イカやリュウグウノツカイなどの深海で住んでいる生き物が浅瀬に打ち上げられたりすると「地震が来るかもしれない」とネットでも噂されていますよね。

実際に動物は人間よりも早く、地震や災害を察知する事が様々なところでも言われています。それはペットとして飼われている犬や猫も同じ。

阪神・淡路大震災の際でのアンケートで、飼われている犬は26%、猫は40%の割合で地震前にいつもと違う行動をとったとされています。このアンケートによれば猫の方が地震に敏感なようですね。

では、なぜ犬や猫たちは地震を人よりも早く察知する事ができるのでしょう?

  • 地震発生時にいつもと違う匂いを感じている
  • 地震発生時にいつもと違う音を聞いている
  • 猫は地磁気の異変を体で感じている

地震は地球の表面を覆うプレートの動きで、隣り合うプレート同士が押し合った時に跳ね上がる動きによって発生します。

猫は地震が発生する時に何らかの匂いや音を感じているのではと、今でも研究が進んでいます。

地震のイメージ

また、猫は地球の磁場を目で見る事ができると言われています。

地震が起こる前にそのプレートで地磁気の異変が観測されているので、猫は地震が起こる前にいつもと違うものが見えているのかもしれません。

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地震の時猫はどんな反応をする?

寝ている猫が急に起きる

地震発生の数秒前に眠っている猫が急に目を覚ます事があります。先ほど紹介したように、地震による磁場の異変や、いつもと違う音や振動を感知しているのでしょう。

驚く猫

人間でもたまに感じる人もいますよね。私も何度か大きな地震の数秒前に「ゴゴゴゴゴ!!」とトラックが通過したような小さな揺れや音を感じました。

このような感覚を猫は察知して急に目を覚ますのでしょう。

うろうろ歩き回る・鳴く

猫が地震の前、いつもより家の中を歩き回ったり、いつもより鳴く回数が多くなったり…といつもと違った仕草を見せる事がよくあります。

動物と地震に関する研究をしている、神奈川工科大学の矢田直之准教授が飼っている猫たちも、地震が発生する二日前から歩く歩数が増えたと言う報告もあります。

隠れる・逃走する

猫は危険を察知すると、安全な場所に避難する習性があります。家の中であれば冷蔵庫の上や、棚の上などの高い場所。または洗濯機の下などの狭い場所に隠れようとします。

隠れる猫

また、地震が発生する前や地震発生後には家から脱走する猫も多いようです。安心できる家が揺れているので、その家から脱したい『この家はもうダメにゃ!』と言う気持ちから逃げ出す猫も多いようです。

大体は家のから2キロの範囲で発見される事が多いので、逃げ出してしまった際には家の近所を捜索すれば発見できるでしょう。

逃げたり隠れたりする行動は、地震が発生した後も多いですが、実は地震は発生する数日前に逃げ出すパターンもあるようです。

猫は地震が発生する数日前から何かしらの異変に気づいているのでしょうね。

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全ての猫が地震を察知できるわけではない

  • 飼い猫よりも野良猫が地震に敏感
  • 純血種よりも雑種猫が地震を察知しやすい

猫は地震を察知できるのかについてご紹介しましたが、全ての猫が地震を察知できるわけではありません。

研究によれば、飼われている猫よりも野良猫の方が、地震を察知しているような仕草をよく見せるそうです。

また、純血種の猫よりも雑種の猫の方が地震前に何かしらの異常行動を見せるそうです。

驚く猫

これは飼われている猫は自分を守ってくれる飼い主がいる事の安心感から、猫が本来持つ野性的な感覚が鈍くなっているのではないかとされています。

今日(2021年の2月)にも東北で大きな地震がありました。来月であの震災から10年になります。今回はあの日のように津波が起きたりといった、残酷な被害はなかったものの、これから余震があるかもしれません。

しばらく落ち着かない日々が続くかもしれませんが、猫が安心できるよう、また何かあった時にすぐ対応できるよう備えておきたいですね。

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