猫砂のシェア全米ナンバーワンの「クロロックス社」は、サイバーセキュリティ攻撃の影響を受け、猫砂の生産が一時ストップとなっているのだそう。アメリカでは現在、猫砂が不足している状況にあり、愛猫家を悩ませる状態となっています。日本でも起こりうるこの事態に備えて、猫砂を別のものに切り替える時の注意点や、猫砂以外の代用品を知っておく必要があるでしょう。
猫砂の大手メーカーが生産をストップ
アメリカの洗剤などを取り扱う大手企業「クロロックス社」は、8月中旬からサイバーセキュリティ攻撃の影響を受け、サプライチェーンに深刻な問題を引き起こしたといいます。
「クロロックス社」は、「フレッシュ・ステップ」、「スクープ・アウェイ」、「エバー・クリーン」という3つの猫砂の人気ブランドを展開していて、どれもアメリカで暮らす愛猫家なら、一度は買ったことのある超メジャーな猫砂。日本でいえば「ユニ・チャーム」や「Kao」のような企業といったところでしょう。
大手企業の猫砂が入手困難な今、アメリカの愛猫家は慣れ親しんだ猫砂を別のメーカーのものや、代替品に移行せざるをえなくなっているようです。
猫砂に代用できるものは?
猫砂が入手しにくくなることは、日本でも考えられますことですよね。メーカーからの供給がストップしてしまうだけでなく、災害や突然弱った子猫を保護した時など、猫砂をすぐに入手できないときの事を考えれば、猫砂に代用できるものは知っておきたいもの。
1.新聞紙
猫砂の代用品として一番手っ取り早いのが新聞紙。ペットショップで勤務経験のある筆者も、新聞紙を猫砂の代用品として使用した経験があります。新聞紙を細かくちぎって、猫トイレの中に入れておけば猫はそれなりに砂と認識してホリホリしてくれます。
2.おがくず・ウッドチップ・ペレット
ハムスターなどの寝床などに使うおがくずや、ホームセンターなどでも手に入るウッドチップやペレットも猫砂の代用になります。ヒノキなどの木材でできたものは消臭効果もあるので◎です。
3.米ぬかやもみ殻
猫砂の代用品として、精米機などで手に入る米ぬかや、もみ殻も猫砂の代用品になります。注意したいのは米ぬかはきめが細かいので猫の足や体についてしまって、部屋が米ぬかだらけになる可能性もあるので、一時的なものとして使うようにした方がおすすめです。
米ぬかやウッドチップなどは猫砂の代用品になりますが、放置していると発酵してしまうため、猫が用を足したらなるべく早く処理するようにしましょう。
新しい猫砂に移行する注意点
しかし、猫砂を突然別のものに取り換えてしまうと猫が混乱してしまい、トイレではない場所で用をたしてしまう事も考えられます。新しい猫砂に取り換えるときは下記のポイントを抑えて切り替えるようにしましょう。
- 今まで使っていた猫砂と似た形状の猫砂を選ぶ
- 昔の猫砂と新しい猫砂を混ぜて使う
猫砂不足に備えた対策をしておこう
猫を飼っていると絶対必要な猫砂。アメリカのようにメーカーからの供給がストップしてしまうだけでなく、災害などに備えて自分だけでなく猫への備えも必要です。
いつも使っている猫砂はか月分ぐらいはストックして持っておくと安心です。違うメーカーのものに切り替える時は少量ずつ混ぜてならせたりしましょう。
また、猫砂が無いときは新聞紙やおがくずなどで代用できる事も知っておくと便利ですね。