ペンシルベニア州の農場で暮らす猫のレイ・レイ(8歳)が、家族のロードトリップ中に驚きの大冒険を経験しました。これまで一度も外出したことのなかったレイ・レイは、家族の車の屋根に乗ったまま、約160キロ(100マイル)を走り抜けていたのです。
2時間走行後、屋根の上で“発見”
デナード一家は先月、ニューヨーク市を目指して早朝に出発しました。最初の目的地は、父親トニー・デナードさんがマラソン大会に出場するニューハンプシャー州です。
家族は順調に走行を続け、出発から約2時間後、給油と休憩のために停車しました。そこでトニーさんが、屋根の上に落ち着いた様子で座るレイ・レイを発見したのです。

引用:https://www.instagram.com/rayraytails/
「信じられませんでした。高速道路や大型トラック、坂道もありましたが、どうやって落ちなかったのか」と、妻のマーガレットさんは地元紙『リーダー・タイムズ』に語りました。
「しかも本人(猫)はまったく動じていなくて、まるで昼寝から起きたばかりのように伸びをしていました。」
屋根の荷物に潜り込んでいた可能性も
一家によると、ミニバンの屋根には荷物が積まれており、レイ・レイはその間に潜り込んでいたとみられます。荷物の一部には爪痕も残っていたそうです。

引用:https://www.instagram.com/rayraytails/
マーガレットさんは「いくつか爪の跡がありました」と話しています。
そのまま“ニューヨーク旅行”に参加
すでに長距離を走っていたため、一家は引き返さずに旅を続けることにしました。
レイ・レイはこれまで動物病院以外に出たことがありませんでしたが、この日を境に“ニューヨーク旅行”に同行することになりました。
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一家は途中、ペット用品店「Petco」に立ち寄り、リードやハーネス、キャリーバッグなどを購入しました。
その後はレイ・レイをしっかり車内に乗せ、安全に旅を続けたといいます。
「一生忘れられない思い出になりました」
マーガレットさんは、「最初は心臓が止まりそうでしたが、今では一生忘れられない思い出になりました」と笑顔で語りました。
