猫を洗うのは冬にやっても平気なの?
結論から言えば、冬のお風呂は控えておいた方がいいでしょう!
と言うのも猫は体から汗をかかないので、多くても半年に一回ぐらいのお風呂で十分なのです。むしろ頻繁に猫をシャンプーすると必要な皮脂が洗い流されてしまい皮膚病になってしまう恐れまであるのです!!
猫は寒さに弱く、そして体が濡れるのを非常に嫌がります。冬に猫をお風呂に入れると入浴時は一時的に体温が上がりますが乾かすために部屋を移動したり、濡れたまま脱走する事で体温が下がり、入浴がきっかけで体調を崩す恐れもあります。
お風呂に入れない冬の猫ケア
汚れた場所だけシャンプー
シャンプーが3:お湯が7ぐらいの比率のシャンプー水を作っておきます。それをスポンジにとって泡だてます。泡を猫の汚れた部分に当ててスポンジで汚れをとっていきます。
汚れが取れたらスポンジをお湯で洗い、そのスポンジで猫についた泡と汚れを拭き取っていきます。泡と汚れが取り切るまで何度もスポンジをお湯で洗って拭いていきましょう!
洗い流さないシャンプー
猫用の洗い流さないシャンプーを使うのも便利でオススメです!付近に洗い流さないシャンプーをとって、猫の汚れている場所を拭いていきます。
洗い流さないシャンプーは手軽にサッと使えるので、猫の手足などが汚れた時に使うのが便利です!
ベビーパウダーで汚れを落とす
猫が下痢をしてしてしまったりした時、長毛種などの場合お尻についてしまう事もあります。それ以外でも湿った汚れが猫についてしまった時は、ベビーパウダーを毛にふりかけながら、猫用のクシでとかしてあげるとスルッと汚れを取る事ができます。
クシでとかす時は強く引っ張らないように少しずつ丁寧にやるのがコツです。
▼動物用のパウダーシャンプーもあります▼
冬だけど猫をお風呂に入れないといけない時の入浴方法
でも、悪戯をして観葉植物の土をかぶってしまったり…とこれはお風呂に入れないといけないようなシチュエーションになった時は冬でも何でも猫を洗うしかないですよね。
冬はとにかく早く猫のお風呂は済ませたい!筆者が試して良かった方法をご紹介していきます。
部屋を暖かくしておく
まずは猫がお風呂から出た時に備えてお部屋を暖かくしておきましょう。エアコンやファンヒーターを使ってしっかりとお部屋を暖かくしておき、寒いお部屋へのドアは全て閉じて間違えて入り込まないようにしておきます。
こたつがあればコタツはつけたままにして猫のぬくぬくポイントを作っておきましょう。
シャワーはなるべく使わない
いざ猫を洗う時、シャワーだけで猫を濡らさず、バスタブなどにお湯を溜めて入浴させてあげたほうが落ち着いて入浴させてくれる子が多かったです。
お湯を溜めるメリットは、シャワーの「シャー」と言う音がしないのと全身をお湯で温められるので体温が下がった感じがしないからではないか?と考えています。
バケツを使って猫を洗ってみて
人間用のバスタブに溜めるのもいいのですが、私のお勧めはバケツや百円ショップに売っているゴミ箱など縦に長いもので入浴させる方法!
どうして縦長がいいのか?と言うと、狭いので猫が逃げにくいと言う事と、全身をお湯に浸かれると言う事で非常に効率が良いのです。
バケツを使って猫をお風呂に入れる方法
- 猫をバケツに漬ける
- シャンプーする
- バケツに入れて濯ぐ
- 残った泡はシャワーで流す
バケツにお湯を入れてその中に猫をゆっくりと入れます。顔だけ出るまで浸かったらしばらくそのままお湯の中でステイ。
暴れる猫ちゃんは、ちょっとかわいそうな方法ですが、猫の両前足を右手で、両後ろ足を左手で掴んで動かないように固定します。
猫は手足が動かせない状態になると、暫くもがいて逃げようとしますが、そのまま動かさないようにしていると「出れない…」と諦めて力を抜いてくれます。
バケツに猫が漬かったら急いでシャンプーをします。シャンプーする時にバケツのお湯を捨てて、新しいお湯を入れておいてください。
シャンプーが済んだらバケツに猫を浸けて泡を洗い流します。暴れる時は猫の足を左手で掴みながら泡が残らないように洗い流します。バケツで泡が取りきれなかったらここでシャワーの登場です。
シャワーでしっかり泡を洗い流し、リンスが必要であればこのままリンスをしてシャワーで洗い流します。
猫を乾かすのはスピーディーに
シャンプーが終わったら急いで乾かしましょう。浴室で猫を洗ったら浴室でしっかりタオルドライさせましょう!
猫の乾かし方については↓の記事に詳しくご紹介しましたので参考にしてみてください。
寒いのでコタツやストーブがあればその中でタオルで乾かしてあげるのも良いですね。
猫の冬のお風呂はなるべく控えて
冬場に猫を頻繁にお風呂に入れる飼い主さんは、なかなか居ないと思いますが、皮膚病などで獣医さんから○日に一回薬用シャンプーで入浴させないといけない事もあります。
猫は冬でも皮膚病になるので、冬場に猫をお風呂に入れる事は絶対ないと言い切れません。
しかし、冬場にあえて健康な猫をお風呂に入れるのは風邪など、体調不良のきっかけになりかねないので控えた方が良さそうですね。