オスでもメスでもない猫!?性別がない子猫が生まれたワケとは?

イギリスの動物保護団体「Cats Protection」で保護された1匹の子猫が世界的なニュースになっております。なんとその子猫は「オスでもメスでもない」という事なんです。とっても珍しい事例なのですが、一体なぜ性別がない状態でこの子猫は生まれてきたのでしょうか?

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性別のない子猫「ホープ」

ホープと名付けられた子猫は、母猫ときょうだい3匹でCats Protectionに保護されました。
保護された当初、ホープは女の子だと思われていましたが、詳しく調べてみた結果なんとホープには外部の性器がまったくない事が判明したのです!
性別のない猫ホープ
雌雄同体の猫は非常に稀ではあるのですが事例があるのですが、この場合はオスとメスの両方の性器を持っています。
しかしホープにはオスの性器もメスの性器も何も無いというのです。転スラでいうリムルさまの【無性】そのものです。

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性別のない猫が生まれた理由

Cats Protectionの獣医であるフィオナ・ブロックバンクさんはホープの性器を探しましたが明らかなものは見つからず、通常の卵巣の位置ではない場所に卵巣がもう一つできる「異所性卵巣」の可能性も疑いましたが、そのような兆候も無かったといいます。


フィオナさんはこのことについて

「これは非常にまれであるため、この状態に対して実際に一般的に使用される用語はありませんが事実上、先天性の性器発達障害といえるでしょう。」

と述べています。

また、この事象についてオーストラリアクイーンズランド大学の発生生物学教授であるピーター・クープマンさんによると、性器の無形性は非常に稀な状態だといいます。

性器や性腺の状態が、オス・メスどちらかに統一されていない状態のことを「インターセクシャル」と呼びます。

オスになる時に作られる「外的な性器」と「内部的な性器」にはそれぞれ特定のホルモンの分泌が必要です。オスになるホルモンが分泌されない場合、メスの性器が発達します。

オスになるのかメスになるのか発達している時に、子宮内で受けた何らかのホルモンの影響を受けると「インターセクシャル」の状態の子猫が産まれてくるといいます。

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性別のない猫は新しい家族を待っている

オスでもメスでもない子猫のホープは、体の外に空いた穴から排泄が問題なくできる事を確認できたそうです。
そのため、性別がないところ以外は健康そのものだといいます。


現在ホープは別の施設タインサイド養子縁組センターにお引越しをして、新しい家族を待っています。
追記:ホープは新しい家族を見つけたそうです!
タインサイド養子縁組センターのマネージャーであるベニ・ベンステッドさんはホープについて

彼らが養子縁組の準備ができていることは素晴らしいことですタインサイドのスーパースターの最新情報をお届けできることを非常に嬉しく思います。

と述べています。

参考:
@CatsProtection
newsweek

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