真っ白なコウモリがこの世には存在します。その名も「シロヘラコウモリ」英語で言うとHonduran white batというだけあって白いのが特徴。そんな不思議な生き物「シロヘラコウモリ」たちの眠る姿がとってもキュートだったのでご紹介します!
みんなで仲良くスヤスヤ眠る「シロヘラコウモリ」
「シロヘラコウモリ」はコウモリなのに白い体を持つなんとも珍しい種類のコウモリ。そんな彼らの眠る姿がちょっと変わっていて、ヘリコニア・ラティスパサという植物の葉っぱでテントを作って眠る習性があるのです。
みんなで寄り添いながらスヤスヤ〜
しらたま団子みたいに真っ白で丸いモフモフたちが、葉っぱの裏で寄り添って眠っているなんて可愛すぎる!!
「シロヘラコウモリ」は黄色がきれいであるほどモテる
「シロヘラコウモリ」は絶滅危惧種に認定されていて、とても珍しいコウモリ。白い体に黄色の耳や鼻をしているのが特徴です。黄色くなっているのは食べ物やテントにしてる植物による色素沈着によるものなのだそう。因みに肉食だけどイチジクも好んで食べるようです。
オスとメスで黄色の鮮やかさが違くて、より鮮やかな黄色な方がオス。その中でもより鮮やかな黄色であればあるほどモテるようです。
テントの素材
シロヘラコウモリはヘリコニア・ラティスパサという植物の葉っぱを使ってテントを作ります。同じテントを使っていると葉っぱが枯れてきちゃうので、枯れたらまた新しいテントを作っているようです。
この葉っぱが屋根の形になるよう折りたたんでテントを作ります。
テントを作ったら15匹ぐらいのコロニーを作って一緒に眠ります。テントは森の中でいくつかあり、それを点々と回りながら使います。
シロヘラコウモリは夜行性で昼間に眠ります。太陽光によって葉っぱから降り注ぐ緑色の光が彼らの白い体に当たり、天敵であるヘビや猿にみつからないようになっているのだそうです。
白い体をしているのもカモフラージュの役目になっているのかもしれませんね。なんて合理的なのでしょう!