人間でも肥満は万病の元ともいわれていますが、それは他の生き物も一緒。今回ご紹介するビーグル犬の「ウルフギャング（Wolfgang）君」は保護施設で保護された当時はかなりの肥満状態でした。しかし彼は長い月日をかけてダイエットに成功！そのビフォーアフターとどうやってダイエットさせたのかについてご紹介してまいります。
太りすぎなビーグル
アメリカアリゾナ州に住むエリンさん夫妻は2019年、保護施設で1匹のビーグル犬と出会います。彼は当時体重が40kg近くあり、犬には見ないほどの肥満の状態でした。
エリンさん夫妻はこのビーグル犬に運命を感じ、家族として迎え入れることにしました。
太っちょビーグルをどうやってダイエットさせたのか？
実はエリンさん夫妻は、これまで匹もの肥満犬をお世話してきた経歴がありました。つまりは犬のダイエットのスペシャリスト！
ウルフギャング君にとって理想的な家庭環境です！
高たんぱく低カロリーな食事
ダイエットの基本は「運動」「食事」です。エリンさんは獣医師からのアドバイスを受け、主にチキンの挽肉と野菜を使った高タンパクで低カロリーな食事を作り始めました。ドッグフードではなく手作りご飯を作っわけですね。
運動
そして次は運動。ウルフギャング君はポッチャリ体形の割には動けるタイプだったようですが、5～6メートル歩くと疲れてしまうので、家の近くにある郵便ポストまで歩いてみることから始めました。
その後は6か月ぐらいかけてゆっくり歩ける距離を伸ばしていきました。夏の暑い時期は、暑さからくる心臓への負担を減らすために、涼しい時間帯である朝方・夕方に散歩へ出かけるようにしました。
ユニコーンポータル
ウルフギャング君は大きなお腹が邪魔をして、普通のペットドアでは通り抜けられないので「ユニコーンポータル」と名付けられた彼専用のドアも設置されました。
当時のことを飼い主であるエリンさん夫妻は「彼は既存の犬のドアを通り抜けることができなかったので、彼のために特別な特大の犬のドアを手に入れる必要がありました」と述べています。
あれから3年…28Kgの減量に成功！
2019年から始まったダイエットで順調に減量に成功したウルフギャング君。3年で40kgから12kgに減量することができました！MAXの体重の時と比べると28Kgの減量に成功！
まん丸だった体形もスリムボディに変化し、彼は同居する犬たちやエリンさん夫婦と一緒にお出かけをしたり楽しい毎日を過ごしています。
ぬいぐるみが心の支え？
もちろん適度な運動は今でも続けていて、お気に入りのぬいぐるみを持って犬用のプールでウォーキングしている姿がとってもかわいい。
「おもちゃを使って運動することで、90ポンドの体重を減らすためのモチベーションを保つことができました。」とエリンさんが述べているように、ウルフギャング君はぬいぐるみをとても大切にしていて、これまで一度も壊したことはないんだとか。
ぬいぐるみは、ウルフギャング君にとってのトレーニング仲間で、新しいぬいぐるみを買ってはプールに連れ出していたようです。
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ダイエットを開始して3年。彼は今健康的な体系をキープしています。先述したユニコーンポータルを通ることはもうありません。
お気に入りのおやつ
ダイエットに成功して健康的な体を手に入れたのでおやつを解禁したそうです。ウルフギャング君のお気に入りはスターバックスで買ってもらえる「プパチーノ」だそうです。
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保護された当時、なぜウルフギャング君がこんなにも太ってしまったのかは分からないそうですが、恐らく前の飼い主がえさを与えすぎたのではないでしょうか。
飼い主であるエリンさんは「どの犬もかわいいですが、犬の極度の肥満はかわいくありません。私たちはそれがネグレクトまたは虐待であると信じています」と述べています。
