うんちを食べる犬の特徴とは?辞めさせるにはどうすればいい?

犬がうんちを食べる行為は、犬を飼った事がある方なら聞いたり、見たこともあるのではないでしょうか。研究では4頭に1頭がうんちを食べることが明らかになったそうで、犬が食糞する行動は特別なことではありません。犬がうんちを食べてしまう理由には様々な理由がありますが、今回はどんな犬が最もうんちを食べてしまうのか?という事についてご紹介していきます。

参考:https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S1558787818302727

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うんちを食べる犬の特徴

うんちを食べる犬には何か傾向があるのでしょうか? Journal of Veterinary Behaviorに掲載された2018年の研究で、最も食糞しやすい犬種を米国獣医行動学会のニコラス・H・ドッドマン教授らが発表しました。

食糞しやすい犬種

研究対象となった犬の41%がうんちを食べるという結果になりましたが、実験の結果シェットランド・シープドッグの食糞率が最も高かく、その他にもテリアやハウンドドッグも食糞率が高かったのだそうです。それに反してプードル(スタンダードプードル、ミニチュアプードル、トイプードル)はこの実験では食糞をしなかったと報告されています。

食糞しやすい犬の性別

2019年の研究では、4,000頭以上の犬を調査したところ雄犬の食糞率は11%、雌犬の16%が食糞をしていたことが判明したのだそう。

去勢・避妊手術の有無

去勢された犬では、去勢されていない犬よりも2倍食糞の行動がみられたのだそうです。

2匹以上の犬と暮らしている

1匹だけで飼われている犬よりも、多頭飼いされている犬のほうが食糞をしてしまう率が高かったそうです。犬は社会性のある生き物なので、同居犬の行動を真似して一緒にうんちを食べてしまうのかもしれません。

子犬の時期に母犬と離れている

生後7週目よりも早く母犬から引き離されていた犬は、そうではなかった犬に比べて食糞する可能性が高かったのだそう。

母犬は本能的に子犬のうんちを食べるのですが、その理由は自分の巣穴の清潔を保つためだったり、子犬に寄生虫まみれのうんちを食べさせないようにするためともいわれています。

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犬の食糞をやめさせるには?

犬がうんちを食べることは、犬にとっては普通のことかもしれませんが、飼い主からすれば結構ショッキングな出来事ですよね。研究ではうんちを食べなかった犬もいたように、すべての犬が食糞をするわけではありません。

参考:https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5980124/

うんちをすぐに片付ける

食糞する犬が食べてしまううんちには特徴があります。それは、出したてホヤホヤのうんちです。犬の食糞に関する研究では、食糞犬の80%以上は「採れて2日以内のうんち」を食べるという結果もあります。食糞癖のある犬に、うんちの存在を悟られないうちに飼い主さんが処理してしまえば食糞する行為は少なくなるかもしれません。

うんちからおやつを食べる習慣に変える

同じ研究では、食事に対して貪欲な犬は、そうではない犬に比べて食糞する可能性が高いことが分かっています。先述したように犬は新鮮なうんちしか食べないので、犬がうんちをしたらすぐに片付けをして、片付けが終わったら少量のおやつを与えるようにします。「うんちの片付けが終わったら美味しいおやつがもらえる」という印象を植え付けることが大切です。

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食糞をさせないトレーニングは子犬の時期が肝心

愛犬にうんちを食べるのを止めさせたいとお考えの方は、早めにうんちを処理するという事が科学的に見れば効果的のようです。

食糞をさせないトレーニングは子犬の時期にすることが肝心です。初めて子犬をお迎えした方は、うんちの処理を迅速にすることが大切ですね。

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