猫は魚が好きと思われがちですが実はお肉が主食。でもお魚も与えられれば美味しそうに食べます。でも猫に魚を与える時は骨にも注意が必要です。
魚の骨が喉に刺さった猫の姿
Twitterで拡散されたのは喉の上顎の部分に魚の骨が引っかかってしまった猫さん。
Please tulang ikan bukan makanan kucing 😭 pic.twitter.com/a9fbJw8gNN
— hudisme (@hudialfarich) November 11, 2020
とても痛々しい姿ですが幸いなことにこの猫は獣医の処置を受けて無事魚の骨を取り除く事ができました。
よくアニメなどでは猫が焼き魚を咥えて食べている姿がありますが実は結構危険だったりします。元々猫は魚ではなく肉を食べていた生き物なので、魚のように骨が多い食べ物を食べるには不向きなのです。
猫に魚の骨が刺さってしまったら?
もし猫に魚の骨が刺さってしまったらすぐに動物病院に連れていくようにしましょう。人間に魚の骨が刺さった時はよく「ご飯を飲み込め!」といいますがこれはNG。余計に魚の骨が深く刺さってしまう事があるらしいので、猫に魚の骨が刺さったと気づいた時は無理に何かを食べさせたりしないようにしましょう。(恐らく猫は骨が刺さって痛いので食べようとはしないと思いますが…)
また目視できる場所に魚の骨が刺さっているのであればピンセットなどで取ってしまっても大丈夫ですが、それ以外の場所にも魚の骨が刺さっているかもしれないので、自分で取れたとしても動物病院には連れていきましょう。
猫は魚の骨を食べれる?
野良猫など、普段から魚を食べ慣れている猫であれば魚の頭や骨も食べる事もあります。彼らは小さい頃から自分が食べる魚には硬い骨が細かくあることを知っているので細かく噛み砕いて食べます。しかし中には喉に魚の骨が刺さってしまい歯肉や喉、内臓を傷つけた猫もいることでしょう。
猫は基本的に食べ物をある程度小さく噛み砕いたら、飲み込んでしまうので魚の骨が刺さるリスクが大きいのです。また猫の舌はザラザラしているので魚の骨が絡みつきやすく危険です。
猫に魚は与えなくても良い
猫に魚を与える必要についてはご紹介した通り骨が喉に刺さる以外でもあまり良い選択とは言えないでしょう。たまに食べるぐらいなら問題ないですが、猫は魚だけでは必要な栄養素を摂取する事ができません。
また青魚には不飽和脂肪酸と言う脂肪酸が含まれていて猫が過剰に摂取してしまうと黄色脂肪腫と言う病気を引き起こします。これは猫に蓄えられている脂肪が酸化して炎症を起こしてしまう病気です。この黄色脂肪腫に猫がなると志望がある場所にしこりができ、痛みを感じ食欲がなくなるなどの症状が現れます。
魚が入っているキャットフードは大丈夫?
キャットフードにはササミやレバーなどお肉の味のキャットフードもありますが、カツオやマグロなどの魚味のキャットフードもあります。でもキャットフードに魚が入っているのは大丈夫なのでしょうか?
一般的に売られている魚味のキャットフードには魚だけではなくササミやビーフなども含まれていますので問題はないでしょう。しかし魚だけでできているキャットフードは注意が必要でしょう。たまに与えるぐらいなら大丈夫だとは思いますがそれを主食にさせないように。
またウエットタイプの魚のキャットフードに「ヒ素・水銀・鉛」などが蓄積されていて健康被害によるリスクについて懸念されています。
参考:京都大学
海外の人の反応
・猫はよっぽどお腹が空いてなければ骨は食べない。この子はとてもお腹が空いていたんだね。
・僕は猫には魚を与えない家族にもそう伝えているよ。
・これだけ猫に魚は与えない事が認知されているのに、いまだに猫が魚を持っている絵やアニメがなくならない。これは間違ってる!
猫は魚が好きと言う感覚は人間だけが持っているもの。本当はお肉が食べたいんだと言うことを理解して、気分転換がてら魚を与えるのは良いですが、骨には注意してあげたいですね。