猫の毛繕いの方法
猫が毛繕いをする時はざらざらした舌、で全身の毛を舐めながら毛繕いをします。でも猫が毛繕いをする時は舌だけではなく、小さな前歯も使って毛繕いをするんです。
猫の前歯はこんな感じで牙とは違い、まるでクシの様に小さく丸っこい感じ。赤ちゃんの前歯みたいでとっても可愛いですね!
たまに猫が毛繕い中にカミカミしているのは、この小さな前歯をクシの様に使っているからなんです。
毛繕い中猫が自分を噛む理由
1.毛玉や汚れを噛んでほぐしている
猫が毛繕いしている中、自分を噛んでいる様な仕草をしている時は毛玉を前歯で噛んでほぐしているのかもしれません。または小さな前歯で噛んで汚れを摘み出しているのかも。
毛繕い中、舌で変だなと感じた部分を前歯で念入りにお手入れをしているのです。
2.痒い
猫は足で届く範囲の場所が痒い時は、後ろ足や前脚を使ってカリカリと体を掻きますが、尻尾や足が痒い時は、前歯で噛んで痒みを解消します。
毛繕い中にをしていたら、前足や尻尾など足で描く事ができない場所が痒くなっちゃったのかもしれません。
3.ストレスで毛を毟っている
猫が自分を噛む時心配なのが、自分で自分の毛を毟ってしまっている事。人間で言うと抜毛症の様な状態です。猫も心理的な理由で精神を病んでしまう事があるんですよ。
毛が抜けるほど過剰なグルーミングや、出血したり赤く腫れたりするほど皮膚を舐めるなど、異常な状態を発見したらすぐに獣医さんに相談を!
4.皮膚病
猫が過剰に毛繕いをして、自分を噛んでいる時は、その部分の皮膚に何か異常があるのかもしれません。
猫は皮膚病になる事が多く、多頭飼いをしている場合は伝染して他の猫にも皮膚に異常が出るかもしれません。また内臓系の病気がある時も、病気のある部分を過剰に毛繕いしたり、噛んだりする猫もいる様です。
フケがでている、毛がごっそり抜けている、赤く腫れているなどの異常があったらすぐに獣医さんに相談をしましょう。
5.爪や肉球のお手入れ
猫が毛繕いをしている時に指の間を噛んだりする事があります。指の間は汚れがたまりやすいので、噛んでお手入れしながら、爪を噛んでお手入れしている時もあります。
また猫は肉球から汗をかくので、肉球を噛んだり舐めて手汗を舐め取ったり、肉球の感度を確かめていると言われています。噛みすぎて血が出ていたり、腫れてたりしなければ問題ないですが、過剰に噛んでる時は何か病気の可能性もあるので、獣医さんに相談を!
猫が自分を噛んでいる時はよく観察を
猫が自分を噛むことはそんなに珍しいことではないですが、過剰に毛繕いをしている場合は、皮膚病や内臓の病気、心の病気の可能性もあります。
筆者の経験談では、見るたびに自分のお腹をチュウチュウ吸ったり、グルーミングをしている猫ちゃんがいました。獣医さんに相談したところ、小さい時に母猫から離されてしまったストレスから、自分の乳首を吸ったり、過剰にグルーミングをするのではないか?との事。
少しお姉さんの猫と共同生活を送ってもらったところ、その行動は徐々になくなりました。その猫は猫からの愛情に飢えていた様です。
猫は言葉を話せない分、行動で気持ちを伝えています。飼い主さんは「いつもと違うな?」と少しでも感じたら、獣医さんに相談する様にしましょう!