同じ母親から産まれた子猫なのに、それぞれ柄や色が違うなんてことが猫界ではよくある話。それにはさまざまな理由があるそうです。
同じ母猫から産まれたのでしょうか?
猫のきょうだいは、だいたい同じ柄や色のパターンで生まれてきます。しかしそうではないパターンもあるようで、海外掲示板Redditで投稿されたある写真がちょっと話題に。投稿者が保護した子猫たちはみんな柄や色が違っていたのです。
猫の遺伝が気になる。これらの 4 匹の子猫は縞模様のお母さんと一緒に発見されました。子猫はすべて彼女のものでしょうか?出典:reddit
確かにキジ白、茶白、サビ、キジトラと4匹とも柄が異なっています。ちなみに母親は右下の写真の子猫のようなキジトラ猫であったといいます。
兄弟なのに子猫の柄が違う理由
同じお母さんから生まれた子猫なのに柄や色が違うのはなぜなのでしょうか?
実は猫の柄や色はさまざまな要因で決まるので、白猫から生まれた子猫がみんな白猫になるわけではないそうです。
猫は複数のオスとの子猫を同時に妊娠できる
なんと猫は複数のオスとの子猫を同時に妊娠できます!父親が違えば生まれてくる子猫の柄が違うのも納得。白猫のお母さんから三毛猫が生まれるなんてことだってあり得ます。
複数のオスとの子猫を同時に妊娠できるのは、猫は交尾をした時に排卵するというシステムになっていて、それは妊娠中でも機能します。これができるのは猫やウサギなど、限られた動物にしかできない珍しい排卵方法です。
ちなみに人間や犬などの哺乳類は自然排卵といって、定期的な周期でしか排卵しない仕組みになっています。
隔世遺伝
白猫と黒猫の間から産まれた子猫は、ほぼ白猫になるのですが、この子猫たちは潜在的に黒猫の遺伝子も持っています。
目で見えなくても潜在的に黒猫の遺伝子を持っている白猫のカップルからは、白猫と黒猫の子猫が生まれてきます。
このように何世代も前に受け継いだ遺伝子が現れることもあるので、きょうだいでも違う色や柄の子猫が生まれてくるなんてこともあり得るのです。