よかったね!オーダーメイドの靴でヨチヨチ歩きを取り戻したペンギン「ルーカス」

どうぶつ

サンディエゴ動物園で暮らすアフリカペンギンのルーカスは、最近自分専用のブーツを作ってもらいました。

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足の疾患で歩けなかったペンギン

ペンギンのルーカスは、足の裏の皮が剥け、歩くたびに激痛が走る病気(バンブルフット)に苦しんでいました。バンブルフットは進行すると深刻な感染症や敗血症になる恐れがあります。

ルーカスの場合、脊椎感染症を3年以上前に発症しており、この感染症による炎症で脊椎を損傷したため足の筋力が低下し、つま先で正しく直立できなくなりました。

正しい姿勢で歩いたり座ったりできなくなったルーカスは、正しい姿勢で過ごすことができなくなり、長い時間をかけ足の神経や筋肉が失われてしまいました。

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ルーカス用のブーツを作ろう!

通常ペンギンは仲間と泳いだり、岩を登って巣を作るといった生活が普通です。しかし、ルーカスのように痛みがある左足を庇いながらの生活は、動物園にいるペンギンでも苦労が伴います。

失われた神経や筋肉が元に戻った前例はなかったので、動物園は動物専用のリハビリ器具を扱う会社Thera-Pawと連携してルーカス専用のブーツを作ってあげることに。

ルーカスのブーツは、クッション性がありベルトで固定するので仲間と一緒に岩に登ったり泳いだりすることもできます。

上級野生生物ケアスペシャリストのデビー デントンさんは、

「ルーカスは、私がここサンディエゴ動物園で育てた最初のペンギンでした。卵の頃から彼のことを知っています。彼をより快適にするためにできる事が分かり私の心は温かくなりました。私たちは彼の足をできるだけ健康に保ち、できるだけ快適に保つため様々なことをしてあげたい。」

と語っています。

自分専用のブーツを手に入れたルーカスは、正しい姿勢で歩けるようになり、仲間がいるコロニーでペンギンらしい生活を送っています。

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